診療案内

咬み合わせの診断

かみ合わせは見た目では分かりません。現在の咬合をまず正しく診断する事から、よい治療が出来ると考えています。
あいまいな感覚でなく、状態にあった検査を行い治療前後の変化を確認していただいています。
咬む力、噛み潰す能力、バランス測定など、顎の動きなど、治療の改善度を詳しく診ることが出来ます。

1.咬合力測定

  • 咬合力測定器で咬合力、咬合面積、平均圧力、バランスなどを診る事ができます。治療前後の比較などはもちろん、筋力トレーニングにも使用しています。

    当院では、左右のバランス・重心の位置などが一目で把握できる測定結果をプリントアウトして差し上げています。
  • 咬合接触検査材

2.咬合接触検査

当院では咬合接触検査を行うにあたり、ブルーシリコーンを採用しています。咬合接触点と咬合接触面積の両方を、色の濃淡で確認することができ、より精度の高い咬合接触状態を確認することができます。

  • 接触の悪い例

  • 接触の良い例

3.足圧バランス測定

  • かみ合わせのアンバランスは姿勢に出てきます。一般的な歯科の検査のほか、筋肉の緊張とリラックスした状態、立位の傾き、歪みなどを合わせて診ることで、驚くほどの変化を手に入れることができます。

    立位での姿勢、傾き、ねじれなどが、咬み合わせと関連して変化しています。足圧分布バランサー(フットグラフ)で、静的、動的な足圧を見ることができます。連続した変化、3D表示が可能で、靴を作るデータなども作成できます。立位での変化を見ながら、治療に応用しています。資料としてお渡しするときは、わかりやすい2Dwdt圧表示を使用しています。
  • 足圧分布バランサー
咬み合わせの診断・検査の結果、
矯正医療が必要な方

当院の矯正治療の特徴

1.成長発育を第一に考えた矯正

「身体バランス」や「咬合バランス」を考慮しトータルの診断・治療計画と長期のアドバイスをお伝えします。

2.取り外しの出来る床矯正や、部分矯正を行っています。

床矯正(着脱式)を主に治療。常時装着することでのメリットデメリットがあります。
着脱可能な装置を使用することで、より自然な発育を助けます。
ワイヤーが必要なケースは専門医との連携も行っています。ご相談ください。

3.診断は3歳前後から可能

歯の大きさや形はほぼ遺伝で決まっています。両親と変わりやすいのは骨格です。
生活習慣の変化が、改善も悪化も招きます。

早期の検査、診断が重要です。歯並びの悪い方が家族にいる場合は複数の先生に診てもらいましょう。

4.訓練とアドバイス

生活習慣改善。装置だけに頼るのではなく、日常の食事・姿勢・呼吸、運動が大事です。

当院の矯正治療内容

1.かみ合わせバランス・身体バランスを診断

身体バランスや咬合バランスを考慮し、トータルの診断(姿勢の歪み・傾き)をお伝えします。

良いかみ合わせになるように、骨格や筋肉の正常な発育・誘導を考えて矯正治療を取り入れています。

虫歯や咬耗、晩期残存などの咬合異常、歯ぎしり、口呼吸、等の問題が多くの場合隠れています。
日常生活の習慣を矯正をきっかけに見直しましょう。

2.予防として着脱式(床矯正)を取り入れています

手入れのしやすい着脱式を採用しています。食事や運動、口腔ケアの時に、はずすことが出来ます。

ホームケアが出来るので虫歯の危険性が少ないです。

装着時間とネジやゴムなど装置類の管理をしっかりと出来る場合には、非常にメリットの多い方法です。

虫歯になりにくく、また学校や会社など大事な場面で普段通りの生活を送ることが出来ます。

使用時間などの条件で、治療の進行や期間が変わります。ライフスタイル等に合わせて進めてください。

3.成長期の矯正治療(骨格や筋肉などができあがる前に)

成長発育を考えた矯正のおすすめの時期は 5 歳前後から 10 歳頃までです。

永久歯が揃ってからでは骨格の問題は難しくなります。

歯並びは永久歯が揃ってからでもOK。顔の骨格を良くするためには、出来るだけ早いほど良い結果が得られます。

特に糸切り歯と言われる事もある犬歯が生える前までに、ある程度終わりにする事が良い結果になります。

60歳を越えても矯正治療はできます。しかし結果がちがいます。

年齢と状態によって最適な方法は違います。

成長期の場合でのチェック法もあります。

最適な治療の時期を逃さぬように、複数の先生の診断を受けましょう。

4.生活習慣の指導(食生活、呼吸、姿勢、運動が重要です)

成長期に身体のズレや偏った身体の使い方などを改善する訓練の指導や治療を行っています。
「ご自身で治そうという気持ち」と「家族の協力」が治療を成功へと導きます。

必要に応じて下記の訓練を指導しています。
咀嚼訓練(食物の咬み方)、舌 訓練(舌癖改善)、口唇訓練(鼻呼吸・口唇閉鎖・口輪筋強化)、咬む練習(咀嚼筋強化)

咬合力測定を行っています。矯正治療が必要な方のほとんどが平均値以下の咬む力です。
咬む訓練で標準的な筋力まで増やし、健康な身体に育つようにしてかみ合わせがわるくなる事を予防しましょう。

5.患者さんに合わせた矯正治療(部分矯正、永久歯の誘導)

床矯正を中心に行っていますが、部分的な矯正(MTM)や等も行っています。

交換期にのみ出来る効果的な低位咬合の改善・誘導も行うことが出来ます。

6.他医院の連携(治療の継続や紹介)

床矯正治療は引越等での治療の継続や紹介も可能です。

症状や状態に応じて、専門医や大学病院への紹介もしています。

時期や費用を含め、目的に合わせた最適な治療法をご説明します。

7 相談(セカンドオピニオン)

矯正治療だけではないのですが、複数の先生のお話を聞くことは必要です。治療方針の違いだけでなく、それぞれの先生に得意な分野があります。話を聞いてくれる相性の合う先生を見つけて、納得出来てから治療を始めましょう。

主な矯正治療の費用

※費用は税別表記です。

  • 矯正相談:30分
  • 3,000円
  • 矯正相談:60分
  • 6,000円
  • 矯正検査
  • 30,000円
  • 床矯正装置(1装置につき)
  • 60,000円~80,000円
  • 永久歯の誘導(交換期の低位咬合改善)
  • 114,000円~199,500円


症例紹介

床矯正(装置1つのみの例)

  • Before

  • After

装置の変化

  • Before

  • After